サイバー獅子舞DJ

2022年9月25日(日)YOKOGAWA ART FESTIVAL 横川商店街劇場2022のプログラムの1つとして誕生した、憑依芸人イタイミナコ、アーティスト今田知佐子、VJ Misato、DJ CARRYによる獅子舞×映像×音楽のアートパフォーマンス。

憑依芸人イタイミナコは、さまざまな土地に入り込み人々の憑依をしながら風土のアーカイブとその伝承をしていく活動をしている。この度の横川商店街劇場2022では、横川の町の人々の話を聞き、写真を撮りながらアーカイブ展示を行なっている。
また、彼女が舞う獅子舞は、今は亡き基町の自治会長さんから伝承したものであるが、この度、その獅子舞が横川に眠っていた獅子舞と酷似していることがわかった。どうやら同じルーツの獅子舞らしい。

この不思議な巡り合わせと、多種多様な横川の作家たちが集うタイミングが重なり、「サイバー獅子舞DJ」は誕生した。

かつて、川や鉄道で木材が運ばれ街中に物資を流すと言う、一時的な倉庫の役割を担っていた横川。
町の人々の記憶を、憑依芸人のイタイミナコが町の人々の会話を声で「語り」として表現し、DJ CARRYが音楽と融合させ、VJ Misatoが横川の過去の写真たちを素材に映像パフォーマンスに落とし込む。そして、街の記憶を投影する神聖なるものとして、白獅子舞をアーティストの今田知佐子が制作。

風土をアーカイブし、伝承していく新たな表現のパフォーマンスである。

横川の昔の地図
基町に眠っていた獅子舞
横川に眠っていた獅子舞
横川の獅子舞。基町の獅子舞と顔が似ている。
サイバー獅子舞DJのメンバー

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広島在住。印刷・WEB関係の仕事をしながら、プライベートでは、音楽、建築、まち関係の活動、イベント企画・運営などを行う。 座右の銘は「CARRY on my way(我が道をいく)」 自らが考える・人に会う・活動する・実行することをスタンスに、クリエイティブに日々を探求する。 分野を跨いで生まれる相乗効果を楽しむことが好き。 マスターナンバー44でAB型のレア種。